移動式・冒険防災あそび場、郡上プレイパーク gujo play park あそびと通して、災害に強い子と地域をつくる

郡上プレーパークの意義

あそびはただの娯楽ではなく、こどもにとって “生きるための力”なんだ

郡上プレーパークを始めたきっかけ

ネイチャーコア代表、永吉の被災体験。

私は小学校6年生のとき、1995年「阪神淡路大震災」を被災しました。
当時こどもだった私が、どうしようもない不安と緊張をともなう生活の中で、心から安心できたのは、「あそび」 があった時間でした。
大変な状況の中でも、走り回ったり、笑ったり、友達と遊んだりできるだけで、ストレスが和らぎ、心がほっとしたことを今も鮮明に覚えています。
「あそびはただの娯楽ではなく、こどもにとって “生きるための力”なんだ」
そう、あの経験が教えてくれました。

阪神淡路大震災の様子

写真提供:神戸市

だから今、移動式・冒険防災あそび場 をつくろうとしています。
防災教育として、身を守るための知識や、備蓄・装備などの備え、サバイバルスキルやシュミレーションなども必要かもしれません。
でも、
一番大切なのは、
たとえ過酷な環境に投げ出されても、こどもが「こどもでいられる時間」を守ること。

あの日6年生の少年が、遊びで救われたように、
今度は大人の私が、こどもたちの心と未来を守るお手伝いをしたい。
この文章を読んでくれた、あなたと共に。

あそぼう!

「防災⾯でのこどものケア」の社会的背景と意義

⾃然災害の頻発化

近年、豪⾬・台⾵・地震などの⾃然災害が増加し、避難所⽣活が⻑期化するケースが増えています。緊急時の対応は「⼤⼈中⼼」になりやすく、こどもの視点が⼗分に反映されていない状況が続いています。

避難所での「こどもスペース」不⾜

多くの避難所では、こどもが安⼼して遊んだり落ち着ける専⽤スペースが確保されず、結果としてこどもはストレスや不安を抱えやすい環境になります。非常時においても遊び場不⾜は、こども同⼠のトラブル増加や保護者の負担の増⼤にもつながります。

こどもの“あそぶ権利”の軽視

災害時は「あそびは後回し」と考えられがちですが、あそびはこどもの心身の回復や安⼼に不可⽋な要素です。国際的にも「あそべる環境を守ること」が重要視されており、⽇本でも課題として認識され始めています。

保護者・⼤⼈の負担と連動した課題

避難⽣活で保護者が疲弊すると、こどものケアに⼿が回らず、⼦どもの泣き声や⾏動が周囲との摩擦を⽣むケースもあります。これは避難所全体のストレス増⼤につながります。

社会的意義

こどもの⼼の回復・安⼼の確保

非常時こそ、こどもが遊びや安⼼のできる空間確保は、被災のダメージを和らげ、こどもが後に⽇常を取り戻していくための重要な⽀えとなります。

保護者の負担軽減と避難所の安定

こどもが安⼼して過ごせる場があることで、保護者は休息や情報収集ができ、避難所では被災者全員の⼼理的ストレス軽減につながります。

「こども視点の防災」の実現

これまで後回しにされてきたこどものニーズを「防災の〝標準〟」として組み込むことで、より包摂的で、誰にとっても過ごしやすい防災の仕組みづくりや避難所運営につながります。

地域の防災⼒・コミュニティ⼒の向上

こどものケアを通じて、地域の⼤⼈同⼠の⽀え合いや役割分担が⽣まれ、日常と非常時どちらでも「強いコミュニティ」の形成に寄与します。